古井花香百年老欉水仙(2023)は慧苑坑に付属する小区画古井産の老欉水仙であり、武夷岩茶において品評会受賞品などを除いて特に高値かつ近年3年間では牛欄坑肉桂を抜き最高値で取引される超高級武夷岩茶です。 慧苑坑(花香)百年老欉水仙の畑と当製品の畑(慧苑寺周辺の核心部産区)からは徒歩90−100分離れている、価格は限られた生産者の製品であるため、なんと三倍近く異なっており。2023年同士を比べて確かに雰囲気と香りや複数の要素はかなり似ている、焙煎具合も当時は同じ、それでも、味が違っており、驚いて少しだけ入荷を決めた。古井はアロマの華やかさが凄まじく、ボディの大きさと岩骨花香では慧苑坑のほうが強力だが、余韻の伸び方が優雅であり古樹茶らしい。 店主の感想 アロマ、華やかな香りが広がる、チョコレートや洋菓子を連想する香り、洋梨や熟したリンゴなど、口に含むと強い甘みとキレを直ちに感じ、ボディはフルボディ、香味はとても複雑であり、洋梨や白ブドウに加え、洋菓子のようである。余韻は上半身に回るので百年老欉水仙らしく強い。 抜群の味わいの良さ、素晴らしい香気を体験する、微妙な場所の違いを体感するという意味で面白い製品ですが、岩骨花香の強さや余韻の長さ等、茶葉の純粋な品質面では同時発売となる慧苑坑百年老欉水仙のほうが余韻の長さ自体では古井のほうがやや長いが、岩骨花香は慧苑坑のほうが強いと評価しているので店主としては自家生産により価格もこちらの半値以下となりコストパフォーマンスの高い、慧苑坑百年老欉水仙を購入を基本的に推奨いたしますが、そこから、岩茶のなかで基本的には最も高額であり、岩茶として珍しい味わい、繊細と華やかな香気しなやかで長い余韻を超高級品にチャレンジしたい、お客様にお送りしたいと思います。 品質について 当店の慧苑坑百年老欉水仙のほうが岩骨花香が強く、飲みごたえは図太く（岩韻）茶液に粘度があり、さらに岩茶のなかでも最大と言えるおおきな口感をもっておりつつ余韻は百年老欉というにふさわしく長い(岩骨花香の強さで評価する)という伝統的な岩茶固有の価値観では慧苑坑百年老欉水仙のほうが高品質であると言えるが、古井花香百年老欉水仙は余韻が長く、慧苑坑百年老欉水仙より余韻(縦余韻)自体は長い、しなやかで繊細であり、キレが凄まじいのにしっかり腰のある喉越しに加え、三坑両澗の岩茶らしい岩骨花香を持つ高品質製品です、これらの特性から中国茶全般共通の価値観では古井花香百年老欉水仙のほうが高品質であると言えます、岩茶の専門家3人と中国茶専門家3人との議論を重ねましたが古井の市場価格と売れ行きから古井は武夷岩茶最高品質かつ特年大珍品であるといえるでしょう。 当製品は武夷山の権威的生産者の製品であり当店の小売価格を1人民元21円で換算した金額前後にて武夷山市内の岩茶小売店業者と愛好家向けに23年10月の時点で何十キロも100キロに迫る量を販売して生産者は残り在庫が少ないという状態であった人気商品であります※福州アモイなど福建省都市部では岩茶に対する金銭感覚の違いから、7.5グラム程度にて日本円で3−4万円程度が当たり前、賄賂目的では百万円を優に超える値段でも取引される。 高額すぎる製品ですが、味の良さからついつい買ってしまう製品という位置づけです。仲介および紹介してくれた焙煎師の方は最初は希少性には納得だが高額すぎて異常であると、やや批判的でしたが試飲を数回した後にその華やかな香りに取り憑かれ、特に出来の良い2023年は特年でもあることから、数キロ購入してしまったようです。 慧苑坑花香百年老欉水仙はこちら https://iwacha.stores.jp/items/6533e6926c3f1e25ddf8c598 焙煎について 中火(中火標準よりやや弱め)　2023年6月から2023年10月まで品評会優勝(状元)経験豊富で権威的な岩茶の生産者本人が、炭と竹籠を使い焙煎、焙煎回数は2回以上の花香水仙のために特殊焙煎法で仕上げました、古井窟の老欉水仙が持つ美しい透明感と果実香を感じやすくなるようしっかり焙煎しつつも浅めに火入れされております。 価格と高額で取引される理由について 古井老欉水仙が近年になり、牛欄坑肉桂等を超える高級品となった理由は役人向け賄賂目的が一番ではありますが、それでも注目を浴びなければ上がらないので、名前が有名になった理由は恐らく、鳳凰単欉向けの製茶器械が2020年頃から導入され品質が上昇した為であると店主は推定しています、基本的に老欉水仙はとても大きな茶葉を収穫するため、全手工製茶にて手揉みで揉捻を行うと物理的によほどの大名人の本人作でもない限り、僅かに製茶ムラを生じるため、収斂性を生じつつ、余韻が本来のポテンシャルより短くなる傾向があり、それらは伝説的には重焙煎に仕立てることで弱点をカバーしていましたが、前途の通り鳳凰単欉向けの製茶機械の導入が進んだことで、花香老欉水仙など一部岩茶の評価がかなり上昇しております。今までは肉桂でしか出なかったような華やかな果実香を持つこちらの製品や当店における(水簾洞老欉水仙2023)のようなこれで見られなかった岩茶の老欉水仙が登場したことで牛欄坑肉桂など超高級肉桂の価格を抜きました。店主としては最高でも樹齢35−40年の牛肉など超高級肉桂茶に比べて樹齢100年程度の老欉水仙のほうが評価が低いという現象に違和感を感じますが経験から製茶の問題が大きかったと思います。 パッケージについて 5グラムと7.5グラムは当店専用の慧苑坑花香百年老欉水仙パッケージの裏に専用シールを貼り販売、25グラム大袋は日本製アルミパッケージを使用しております。 樹齢100年以上、早摘み小葉型、自然仕立て高木老欉型、樹高3.5−4ｍ、全手摘み人力運搬（風景区テロワール、慧苑坑古井窟）半日陰タイプ、華やかさを持ちつつ、幽玄で奥行きを感じつつ強烈なミネラルと岩茶独特のアロマを楽しむタイプ★有機情報ー肥料農薬不使用★初心者から上級者までお楽しみ頂ける人気のタイプ。 お客様の感想　(外部リンク) http://cafero0812.blog.fc2.com/blog-entry-3356.html 詳しい記事はこちら https://seonyan.com/chinesetea/wuyi-tea/fuienkunrousou/#toc2