千年以上の歴史を持つ黄山毛峰茶の発祥地である黄山市徽州区富渓郷は古くから「毛峰の茶、富渓の味」とされるほどの名産地でもあります、当製品は春1番の明前茶かつ伝統的な新芽の手摘みと手煎りにて製茶した全手工かつ黄山大葉群体種という土着群体種を使った高級中国緑茶です。2024年は雨がほぼ降らず出来がかなりよいとの情報を受けて緊急手配した製品。2024年5月20日完売。 黄山毛峰の歴史と良さの秘訣 黄山周辺は山脈が重なり、渓谷が多数存在しておる、茶樹は常に雲霧に包まれた環境で育っており、霧による日当たりの悪さと温度の上下の激しさに加え、海抜が600−800メートルと比較的高いため、低海抜茶のふくよかさと高海抜茶のキレの双方を持ち合わせつつ、適度に栄養素を豊富に蓄えることができ豊かな味わいを生み出すため、歴史的にも黄山は茶の栽培に最適な地となっている。 品種について 黄山大葉群体種は黄山市微州区富渓郷周辺にて発見された在来型混合品種であり、大葉種という通名の通り、葉っぱが大きく、芽吹の後に勢い良く急速に成長するのが特徴です。群体種のため根が深く養分をしっかり蓄えるため、葉が大きくなると製茶が難しくなるため、早春の早い時期（明前)に収穫され、余韻の強いお茶が仕上がり易いとされています。 店主の感想 蓮や桜を連想する花香に加え、春先の草原や草花を連想するアロマとほんの僅かに緑茶らしい煎り香、口に含むとミディアムボディだが口当たりがまろやか、濁りの無い透明感が特徴的であり喉越しでも草花の香りが強く感じられた。余韻も老樹茶らしく強く長い。 収穫日は例年なみだが、雨がほぼ降らず、収穫量が激減したとの情報を受けて値上がりする前に富渓村の黄山毛峰を手配、信頼のおける黄山毛峰の専門店に依頼、2024年茶の穂緑茶シリーズの本命茶として入荷。この価格帯では文句なしの長い余韻、濁りを感じない透明感に加え、恐らく天候由来からの高山植物を連想するアロマが出ており、白茶のような雰囲気も持った緑茶です。透明度の高さが素晴らしく産地の海抜は6−700ｍとは思えない高解像度です。 採茶期、明前2024年3月28日 海抜、600−700ｍ 樹齢、40年以上老樹茶 産地、安徽省黄山市徽州区富渓郷 規格、中国緑茶、明前黄山毛峰 製法、伝統的全手工（手摘み手煎り) 品種、黄山大葉群体種 等級、特級(特二~三級)伝統的毛豪タイプ 茶葉撮影量5グラム、写真2は茶葉使用量2グラム熱湯にて4煎目、写真3枚目は2グラムを小型ガラスポットを使い、湯量は220ml程度にて。 24年5月20日完売。