北斗峰老樹北斗2023年産は武夷山風景名勝区（正岩核心産区)北斗の原産地である北斗峰周辺で栽培されている正岩茶。大紅袍の王者とも言われていただけの比較的強い余韻(体感)を持つ品種の北斗、武夷山風景区北斗峰周辺を原産地としており北斗こと北斗一号の正式名称を持っております。 茶の穂北斗峰老樹北斗は文革期1966年から1977年に北斗峰周辺に植えられた自然栽培の北斗一号老茶樹のみから作られており、この茶樹からは過去にも素晴らしい岩茶を数多く生み出し、大紅袍母樹茶が20グラム約三百万円などの話題や90年代−2000年代前半の大紅袍ブームを作り出した遠因ともなった高級岩茶そのものです。現地武夷山の契約生産者のところでも入手が難しい製品でもあるので、当店の看板商品とすべく2021年から予約を行い遂に入荷、一年以上前の製品になる前から、茶の穂のような岩茶専門店や大口愛好家に予約されており、武夷山市内でもめったに出回らない高級武夷岩茶です。なお畑の画像は伏せさせて頂きます。※兄弟品ではありますが、北斗峰北斗伝統型とは大きく異なる製品です。 最高級の北斗 北斗は1960年頃品種化され文革期に普及した品種だが、一時期大紅袍の原種であると考えられてきた歴史があり、栽培面積は肉桂水仙以外では比較的多め、品種が生まれるとまず原産地付近に植樹される為、最高級の二代目老樹茶であり、原産地付近北斗峰産、1977年までに植えられた事実から、樹齢45年以上の老樹かつ自然栽培の製品が登場!原産地付近で栽培されている武夷山最高級の北斗です。もちろん年一度だけ収穫の高品質であり特別な岩茶や軽焙煎がお好きなお客様にオススメ。※なお当店で販売している風景区産武夷岩茶は全て年一度のみ収穫となっております。 待って特年に当たる 北斗峰老樹北斗は2023年の岩茶において店主が最も楽しみにしていた予約製品であり、2021年から予約して2022年は残念ながら雨が多く、北斗は焙煎を強めて伝統型の岩茶にしないと発売できませんでした。2023年は天候に恵まれ、北斗の品種香と特有の味わいが明確に出て、生産者も驚きの豊かな香りと長い後味を持ちました。ただし雨不足により生産量は例年より4割ほど減少して農家さんは痛手だった模様です。 天気の影響を受けやすい 北斗はその飲み心地と余韻に加え、面積あたりの生産量は多いため、大紅袍の王者として文革期に広まった品種ですが、肉桂水仙と比べると天候の影響を大きく味わいに反映しつつ、肉桂のほうが高値で取引されるため、肉桂への植え替えが進んだと考えられます。肉桂水仙を除いた、岩茶の品種としては北斗自体の生産量は多いとされております。 テイスティング記録　 香りアロマはモワッ強力なミネラル香に加え、パイナップルやオレンジなどのフルーツの香り、ライムやハーブのブーケのような北斗らしい品種香に加え、白ブドウや熟したリンゴなど秋の果物、口に含むと大きなフルボディで、直ちに舌で甘みを感じ、パイナップルや白ブドウなど複雑で濃く、華やかな果実香を持ち、後味でそのまま長く残ります。 鳳凰単欉の濃香型に匹敵する豊かなフルーツ香を持ちつつ、岩茶特有のミネラル香も最強クラス、ふわりと広がる良いと柔らかい甘みが特徴的、大紅袍の王者と呼ばれ続けている実力が読み取れます。焙煎は自体は弱めですが、3回焙煎により火入れはしっかりできており、老樹茶らしく岩茶固有のミネラル成分も多く含まれている為、身体は良く暖まりますので寒い時期にもオススメの製品です。※フルーツ香が出にくい場合は開封後6-12日ほど有酸素で保存してくださいませ。 2023年産ヴィンテージについて 北斗峰産老樹北斗は例年、現地武夷山の契約生産者のところでは大人気の製品であり、2021年からの予約で入手できました。 今年は収獲量の激減も重なり、高品質な岩茶であり、後味の長さに農家生産者さんも驚いておりました。北斗峰周辺産北斗一号種100％の製品であり、武夷山市内でもめったに出回らない岩茶です。 焙煎について 焙煎は品種香を生かすため、軽めながらしっかりと炭焙煎を入れております。現代焙煎型の濃香となります。日本への輸出と長期熟成に充分、耐えられるように焙煎は低温にて×3回、2023年5月、9月、10月の3回の炭焙煎を行ったやや軽めの中火。※焙煎をしっかり入れているので開封後は1~2時間ほど空気に晒すか、一度開封してから閉じて2週間以上すると香りが引き立つという変わった性質をもちます。 北斗峰老樹北斗の淹れ方 長く淹れっぱなしにすると軽い渋みや苦みを生じますので鳳凰単欉のような淹れ方がやや向いておりますが、岩茶そして大紅袍の王者として淹れ方や使う茶器水質は選びません、茶葉はやや少な目にて容器100mLあたり、2.5グラム程度でも繊細な味わいを楽しめます、茶葉を少な目で飲むと繊細な味わい、多く使うと鋭く強烈な味わいを楽しめます。 パッケージについて 5グラム、7.5グラム共に武夷山製、茶の穂北斗峰老樹北斗専用パッケージにて販売、15グラムと50グラムは国産チャックつき包装にて発送。 樹齢45−57年(平均50年近く)一般仕立老樹茶、全手摘み人力運搬手作り系（風景区テロワール峰）日向~やや半日陰幽玄で奥行きを感じつつ、華やかで強い飲み心地、岩茶独特のミネラルのアロマを楽しむタイプ・初心者から上級者までお楽しみ頂ける人気のタイプ。香料の使用及び着香は一切行っておりません。有機情報※無農薬無肥料。採茶期2023年4月28日~5月1日の早摘み型。 北斗は大紅袍として表記可能な品種ですが、北斗峰老樹北斗は北斗種100％の商品のため、北斗峰老樹大紅袍の記載をしませんでした。兄弟品の蓮花峰老樹大紅袍もよろしくお願いします。 11月8日に説明文を更新しました、試飲時の余韻から樹齢35年以上と記載していましたが、計算したところ実際には45年以上でした。老欉に近い樹齢と後味の長さを持ちますが、老欉とするには少し系統が違う余韻の伸び方なので高級老樹茶とさせて頂きます。 詳しい記事　北斗について https://seonyan.com/chinesetea/wuyi-tea/beidou/ 関連商品 北斗峰北斗伝統型2022年 https://iwacha.stores.jp/items/652a35b41c72b40d12cc12b0 当製品はセットのメインでリストアップされる場合を除いてセットなどには含まれず、会員さま向けの御礼品配布では使われません。